2019年03月06日

アサヒビール大山崎山荘美術館

大切に使い込まれた建築のみが醸し出すことができる空間がアサヒビール大山崎山荘美術館にはある。石造りの回廊、重厚な木建具の間を回遊していると濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチらの作品がニコニコしながら迎えに来てくれる。ニッカウヰスキーの創始者の1人・加賀正太郎が大正時代に完成させたこの豪壮な山荘が、マンション建設のために取り壊し寸前だったとは今の姿を見ているとにわかに信じがたい。

「何かユニークな方法で、この山荘を後世に残しておきたい、それもできるだけ多くの人たちに喜んでもらえるようなかたちで・・・(中略)。展示されている美術品には、アサヒビールの初代社長である山本為三郎氏の陶磁器コレクションやアサヒビール所有のモネの絵画も含まれているが、その後もたくさんの方々から寄贈をいただいている。企業として、社会にいかなる還元ができるかを常に念頭に置かなければならないというのが、私の持論である。ささやかではあるが、お役に立てたと思っている」(樋口廣太郎)。

そう、大人がしっかり見守らなければ、「子供」は大切なものを簡単に捨ててしまう。先日、久しぶりに訪ねましたが、安藤忠雄さんの「建築模型&図面」は、邪魔ですね(失礼・笑、2005年9月13日、追記)。

柚木沙弥郎・染の仕事展にお邪魔しました(2008年4月13日、追記)。

NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

企画展:没後40年 バーナード・リーチ展
    山本爲三郎コレクションより
会 期:2019年3月21日(木)~6月9日(日)
    10:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料:900円(一般)
会 場:アサヒビール大山崎山荘美術館
    京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3
    075-957-3123

画家を目指していたバーナード・リーチ(1887〜1979)は、日本で陶芸に出合い、その奥深さに魅了されます。また、民藝運動を提唱した柳宗悦や、のちに運動の担い手となる河井寬次郎、濱田庄司と交流を深めました。日本で作陶を学んだリーチは、濱田を伴い、イギリスのセント・アイヴスで困難の末に窯を築いて同地を拠点とします。以降もたびたび来日し、京都、益子ましこ (栃木県)などの窯を訪れて作陶を続け、日本やイギリス各地の伝統的な技法を自らの作品にとり入れて昇華させ、近代陶芸を代表する陶芸家となりました。

民藝運動を黎明期から篤く支援したことで知られる、アサヒビール初代社長山本爲三郎ためさぶろうは、生涯にわたりリーチと親交をむすびました。本展では、山本家から寄贈され、開館以来当館所蔵品の軸である山本爲三郎コレクションを中心に、山本の自邸に建てられ初期民藝運動の拠点となった「三國荘みくにそう」や、山本が大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル)に開設した「リーチバー」ゆかりの作品、柳、民藝運動の作家たちとの交流を示す貴重な作品などを含む、約100点を一挙に公開いたします。

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