2018年05月20日

岡山後楽園

和歌、能楽、書画を好んだ岡山藩主・池田綱政が国宝・閑谷学校も手掛けた岡山藩郡代・津田永忠に命じて築かせた遠州流回遊式の大庭園。岡山市の中心を流れる旭川の中州にあり、岡山城の後苑として貞亭3年(1686)から元禄13年(1700)頃までにほぼ完成。藩政時代には、御茶屋敷とか後園と呼ばれていましたが、明治4年(1871)に岡山後楽園と改称。明治17年(1884)に岡山県の所有となり一般に公開されました。後楽園の名称は、先憂後楽(天下を以て己が任となし、天下

の憂いに先んじて憂え、天下の楽しみにおくれて楽しむ)という政治家の心がけを述べた中国・北宗の政治家・范仲淹の散文が由来という。延養亭から東面して望む沢の池と唯心山や、それらを取り巻く広々とした芝生などが描き出す平明な景観が素晴らしい。

恒例の初春祭が1月1日~3日まで後楽園の園内で行われます。尚、丹頂鶴の飛翔のある1日は、入園無料です。3日には、貝合わせの体験会(鶴鳴館)があり、知人でモデルのM嬢が手取り足取りで「貝合わせ」をご教授して下さるとのこと。こりゃ、一張羅の大島紬に、羽織り、袴、雪駄に白扇をコーディネイトせねばならねぇのだろうな、困った(笑)。


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催し物:初夏の「延養亭」特別公開
会 期:2018年5月21日(月)〜5月27日(日)
参加料:200円(別途、後楽園の入園料は必要です)
会 場:岡山後楽園・延養亭
    岡山市後楽園1-5
    086-272-1148


岡山後楽園の余韻を楽しむには、闇の中で静かに輝く水晶のような趣の林原美術館(設計:前川國男)がお勧めです。岡山の実業家であり、東洋古美術の熱心な収集家であった林原一郎(1908~61)の蒐集した東洋古美術コレクションと岡山藩主・池田家伝来の品々約1万点を所蔵。刀剣、武具甲胄、絵画書跡、能装束等の染織品、彫漆螺鈿、蒔絵、中国・朝鮮・日本の陶磁、青銅器、金工などをテーマごとに順次公開している。

福岡一文字の銘・吉房(国宝)などの刀剣や能装束・芦水禽文縫箔、洛中洛外図屏風(重文)など著名な作品は必見。明治維新後は池田家の事務所となっていたが、先の大戦で長屋門と土蔵および、その中の伝来品を残して焼失。これらをすべて林原一郎が引き受け、美術館を建設することを念願としたが、志半ばして逝去。遺族や知人によって昭和39年(1964)に造られたのが岡山美術館(現・林原美術館)である。世のため人のためと美辞麗句を並べ、その実つじつま合わせに終始し、私的幻想を振りまいている現代社会にあって、彼らは、そっと黙示的記号をばら播いている(2005年12月26日、追記)。


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企画展:サムライの纏うもの
会 期:2018年4月21日(土)~6月17日(日)
入館料:500円(一般)
会 場:林原美術館
    岡山市北区丸の内2-7-15
    086−223-1733

サムライたちが纏ってきたものからサムライ文化を紹介し、その美学を感じていただくことで、我々が纏っているものの意味を考える場を提供いたします。

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