2018年11月15日

岡山後楽園

和歌、能楽、書画を好んだ岡山藩主・池田綱政が国宝・閑谷学校も手掛けた岡山藩郡代・津田永忠に命じて築かせた遠州流回遊式の大庭園。岡山市の中心を流れる旭川の中州にあり、岡山城の後苑として貞亭3年(1686)から元禄13年(1700)頃までにほぼ完成。藩政時代には、御茶屋敷とか後園と呼ばれていましたが、明治4年(1871)に岡山後楽園と改称。明治17年(1884)に岡山県の所有となり一般に公開されました。後楽園の名称は、先憂後楽(天下を以て己が任となし、天下

の憂いに先んじて憂え、天下の楽しみにおくれて楽しむ)という政治家の心がけを述べた中国・北宗の政治家・范仲淹の散文が由来という。延養亭から東面して望む沢の池と唯心山や、それらを取り巻く広々とした芝生などが描き出す平明な景観が素晴らしい。

恒例の初春祭が1月1日~3日まで後楽園の園内で行われます。尚、丹頂鶴の飛翔のある1日は、入園無料です。3日には、貝合わせの体験会(鶴鳴館)があり、知人でモデルのM嬢が手取り足取りで「貝合わせ」をご教授して下さるとのこと。こりゃ、一張羅の大島紬に、羽織り、袴、雪駄に白扇をコーディネイトせねばならねぇのだろうな、困った(笑)。


NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

企画展:秋の幻想庭園
会 期:2018年11月16日(金)〜11月25日(日)
    17:00〜20:30(入園は、19:30まで)
入園料:400円(一般)
会 場:岡山後楽園
    岡山市後楽園1-5
    086-272-1148


岡山後楽園の余韻を楽しむには、闇の中で静かに輝く水晶のような趣の林原美術館(設計:前川國男)がお勧めです。岡山の実業家であり、東洋古美術の熱心な収集家であった林原一郎(1908~61)の蒐集した東洋古美術コレクションと岡山藩主・池田家伝来の品々約1万点を所蔵。刀剣、武具甲胄、絵画書跡、能装束等の染織品、彫漆螺鈿、蒔絵、中国・朝鮮・日本の陶磁、青銅器、金工などをテーマごとに順次公開している。

福岡一文字の銘・吉房(国宝)などの刀剣や能装束・芦水禽文縫箔、洛中洛外図屏風(重文)など著名な作品は必見。明治維新後は池田家の事務所となっていたが、先の大戦で長屋門と土蔵および、その中の伝来品を残して焼失。これらをすべて林原一郎が引き受け、美術館を建設することを念願としたが、志半ばして逝去。遺族や知人によって昭和39年(1964)に造られたのが岡山美術館(現・林原美術館)である。世のため人のためと美辞麗句を並べ、その実つじつま合わせに終始し、私的幻想を振りまいている現代社会にあって、彼らは、そっと黙示的記号をばら播いている(2005年12月26日、追記)。


NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

企画展:第13回 お守り刀展覧会. 11月17日(土)~平成31年1月14日(月・祝)
会 期:2018年11月17日(土)~2019年1月14日(月・祝)
入館料:800円(一般)
会 場:林原美術館
    岡山市北区丸の内2-7-15
    086−223-1733

古来よりお守り刀は、多くの職方の手を渡って製作されてきました。その一口を作るためには、作刀・刀剣研磨・木工芸・金工芸・漆芸・組紐といった日本伝統美術工芸の粋が込められています。本展は、現代の匠による、珠玉の新作お守り刀の展覧会にて、全国より公募し、審査・表彰されたお守り刀、総出品数32点を展覧いたします。

さらに、「拵・刀装具の美 高山一之の世界」と題して、国の選定保存技術保持者に認定(2018)された刀装(鞘)製作修理の高山一之氏が監修・製作された22点の拵(こしらえ)も同時に展覧いたします。現代名工達の競演をご覧ください。

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