2018年06月17日

倉敷国際ホテル

昭和31年(1956)に旅館くらしきを民家再生の手法で蘇えらせるなど、倉敷の優れた町並み保存を提唱・実践された大原総一郎と建築家・浦辺鎮太郎が、昭和38年(1963)に作り上げた倉敷国際ホテル。その後もこのコンビは、クラボウの紡績工場を倉敷アイビー・スクェアとして保存再生に取り組むなど、倉敷の景観形成に大きな功績を

残されました。ちなみに、大原総一郎が倉敷国際ホテル竣工の5年前に書き残した文章も印象的なので、ここに併せてご紹介しておきます。

「倉敷を訪れる人は年と共に多くなった。倉敷は、天下の名所ではない。しかし、生きようとする意志、発展しようとする意思、特に美しく真実に生きようとする意志を持っている町である。倉敷を訪れる人は、多かれ少なかれ、こうした気持ちを理解して来られることと思う。そうである限り、そうした町の意思を備えた宿が必要であると思う」。倉敷に新しい装備のホテルがいかにつくられようとも、この意思が感じられる限り、倉敷の人は国際ホテルを別格の存在として使い続けることでしょう(小野智之・倉敷歴史ミニ辞典より)。


2005年3月、久々に宿泊してきました。本館客室の古き良き時代の素直な造作、備品に改めて感心、感激。民芸品のコレクションが飾られたラウンジの人肌のくつろぎ感、スタッフのホスピタリティも健在でした。但し、メイン・ダイニングのウイステリアの料理は、まともなディナーを期待される方にはお勧めできないレベル。倉敷アイビー・スクェアも同様で、大原総一郎の志を凡人たちが食いあさっている印象(失礼!)。倉敷の「迎賓館」としての輝きを取り戻して欲しい。

画像は、2014年4月のギャラリーコンサート@大原美術館にお邪魔した際に利用した時のもの。棟方志功の大板画・「大世界の柵・坤 人類より神々へ」と「大世界の柵 ・乾 神々より人類へ」が飾られた吹き抜けとロビー。そして、客室と窓から臨んだ美観地区 (^_-)-☆


NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

ライブ:若林ケン・シャンソンコンサート
    にしかわまこと(ピアノ)、Yu-Ma(バイオリン)
日 時:2018年6月17日(日) 14:00〜(ランチ13:00〜)
観覧料:12,000円(要予約、ランチ&デザート付)
会 場:倉敷国際ホテル・桜花の間
    倉敷市中央1-1-44
    086-422-5141

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