2018年07月14日

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

雑然とした駅前の「掃き溜めに鶴」と言ったら怒られそうですが、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は、常設も企画も素晴らしい。猪熊弦一郎さんが美術館正面の大壁画用に用意した原画には、全面に色々な絵が描かれていたそうです。それを建築家・谷口吉生さんが遊びの余白が欲しくなって、ホワイト・インクで消したとのこと。プロの仕事ですね。館長室には、猪熊さん直筆の「美術館は心の病院」という額が飾られています。

カフェレスト・ミモカのランチもお勧めですが、そこから見上げる空に、「異物」が侵入したのが悔しい限り(涙)。美術館から徒歩20分にある食事処・永楽亭も、お薦めです(⌒_⌒)


NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

企画展:猪熊弦一郎展
    風景、顔
会 期:2018年7月14日(土)~9月30日(日)
    10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料:950円(一般)
会 場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
    香川県丸亀市浜町80-1
    087-724-7755

猪熊弦一郎(1902〜1993)は、70年に及ぶ画業のなかでも、主に1970年代前半に発表した「Landscape」と題した抽象画と、「顔」をシンプルに描いた晩年の作品がよく知られています。いずれも自身が考える、より良い作品を絶えず求め続けた猪熊が、その時の自分だけに描ける絵画としてつかんだものでした。

「Landscape」は、1955年の渡米をきっかけに具象画を脱した猪熊が、ニューヨークを拠点としていた約20年の間に得たテーマである「都市」から生まれた独自の抽象画として描いたもの、「顔」は、85歳で最愛の妻、文子を亡くした後に描き始め、画業の最後に具象も抽象も区別のない境地に至るきっかけとなった作品です。

本展では、この2つの作品群を中心に、20代から折りに触れて描いた「風景」と「顔」の作品を出品します。晩年に「もう私の頭の中には抽象も具象もそんな言葉はありえない。」と言葉を残した猪熊。いつも変わらず大切にしていた「絵として美しい」ものを描くために余分なものをどんどん省きつつ、何ものにもとらわれずに描くようになっていった道程を、猪熊を代表する2つのモチーフを通してお楽しみください。

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