2015年03月27日

旅館くらしき

牡蠣料理専門店・「かき増す」が前身と聞く老舗旅館・旅館くらしき。天領の名残をとどめる旧家・砂糖問屋の母屋、砂糖蔵、米蔵など4つの蔵を、倉敷国際ホテルを設計した故・浦辺鎮太郎さんが宿として改装、昭和32年(1957)に開業。

棟方志功や司馬遼太郎、ヨーヨー・マ、リヒテルらの定宿だった。看板の文字は、芹沢けい介の作。昨年6月、後継者難を理由にあなぶきエンタープライズに経営権を委譲され休業していましたが、今年7月1日、リニューアル・オープンします。17室あった客室は、洋寝室を中心とした5室(収容人員20人)と、会食用の座敷4室(同50人)に。女将も同社営業企画部に所属されていた中村律子さんに代わる。画像は、改修前の2005年3月3日に利用した時の客室。今回の改装には、3億5千万円かけたらしいが、どのように変貌しているか興味津々。今年の秋頃までに何度か利用して記事にしたいと思っております。


この記事をエントリーしてから5度利用した。結論から言うと5点満点で3点だろう。料理4点、施設3点、もてなし&美的センス2点である。旅館の仕事の9割は、お客さまには見えない部分だという。それを料理屋の仕事に喩えると、仕込みにかかる時間に当たるのだろう。いずれの業も、そうした見えない部分にいかに心を込めるかが評価の分かれ目となる。とすると、その2つの業を併せ持つ「料理+旅館」が要している手間という仕事がいかに想像を絶するもので、しかもそれが「一流」のレベルとなれば、それを見極めようとすること自体が困難な、無謀な行為だろう。今回利用する旅館くらしきの客室・「奥座敷」の1泊2食付きの宿泊料は、京都の俵屋旅館と同等に設定されている。


  パティオ天井光窓がプラの波板、化繊の和服
  (高級旅館を標榜しているのに)
  料理の説明が出来ない仲居さん
  (卵をグジュグジュにして・・・笑)
  客にアドバイスを求めてくる支配人、女将さん
  (挨拶だけにして欲しい)
  質感の悪いインテリア
  (新建材の建具、ポリエステル製のリネン類など)
  美意識の無い仕事
  (悪趣味な挨拶状・・・女将さんのお手製?)


などなど・・・きっと社長の周りはイエスマンだらけなのだろうな(涙)。ま、出てくる料理だけは真っ当なので現在のところは、食事処としての利用に限ってお勧めできます(2007年11月2日、追記)。

まもなくリニューアル2周年を迎える旅館くらしき。本日、旬を少し先取りした食材(鱧と鮎)を献立に盛り込んだ料理へのお誘いをいただいた。問題点の一つとしている案内状ですが、今回もフォントや紙質に改善が見受けられたものの、辛口のコメントを書き直すまでには至らない。繰り返しになりますが、ここの料理(料理長:浪越哲二さん)は常に上等。踏ん張って欲しい(2008年5月28日、追記)。

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