2018年07月11日

岡山市立オリエント美術館

美術史家・江上波夫(初代館長)が日本のオリエント史学や美術史研究に必要と思われるものをピックアップし、岡山の実業家・安原真二郎がそれを受けて現地の美術商相手に精力的な取引を続けて入手したコレクション(1,947点)を基礎に昭和54年(1979)に開館。

その後も、平成17年(2005)に実業家・岡崎林平のコレクション636点が寄贈されるなど、収蔵品は増え続けており、エジプト、ギリシャ、ガン

ダーラ、ペルシャやイラン高原などから出土した古代美術品や調度品、土器、土偶は、約4,200点以上。学術的にも系統立てられており、国内外で高い評価を得ている。特に、有翼鷲頭精霊像(レリーフ)は、紀元前9世紀のニムルド遺跡(アッシリア:現イラク共和国)から発掘(北西宮殿 I 室)されたもので素晴らしい。平成16年(2004)、中近東文化センターから購入したと聞きました。

建築設計は、岡田新一設計事務所。トップライトからの光が小叩き仕上げの壁に柔らかな表情を与える2階光庭(画像)の意匠は今も魅力を失っていない。2階にある喫茶・イブリクも、壁面にサトウリツコさんの大作、メニューに「アラビック・コーヒー」の文字が踊っており嬉しい(⌒_⌒)



NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

特別展:シルクロード新世紀
    ヒトが動き、モノが動く
会 期:2018年7月14日(土)~9月9日(日)
    9:00〜17:00(月曜日は休館。祝日の場合は火曜日が休館)
入館料:1,100円(一般)
会 場:岡山市立オリエント美術館
    岡山市北区天神町9-31
    086-232-3636

2019年4月、岡山市立オリエント美術館は、開館40周年を迎えます。あるドキュメンタリー番組の放送を契機として、日本中がシルクロードブームに沸いたのは、1980年代のことでした。1991年のソ連邦崩壊以後、かつてシルクロードの舞台だったユーラシア諸地域は、未曾有の政治経済的変容を受けました。

他方、 我が国でもバブル経済の崩壊や少子高齢化など大きな社会変化を経験してきました。21世紀に入り、閉ざされていた東西の学術交流が進む中で、考古学・歴史研究は新たな局面を迎えています。近年の発掘調査の新発見や研究成果によって、古代シルクロード像が大きく変化しつつあるのです。

ヒトやモノは、なぜ移動するのか。本展では、いわゆる「絹の道」を広義に捉えて、シルクロードに関わる国内の考古・美術・歴史資料のうち主要なものを集成し、先史時代から中世・近代まで数千年にわたる地域間交流の一大パノラマを通観します。あわせて、最新のシルクロード研究の成果を紹介します。2014年にはシルクロード関連遺跡がユネスコ世界文化遺産に登録されるなど、ますます注目を集めるシルクロードへ想いを馳せる機会となれば幸いです

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