2019年05月06日

岡山市立オリエント美術館

美術史家・江上波夫(初代館長)が日本のオリエント史学や美術史研究に必要と思われるものをピックアップし、岡山の実業家・安原真二郎がそれを受けて現地の美術商相手に精力的な取引を続けて入手したコレクション(1,947点)を基礎に昭和54年(1979)に開館。

その後も、平成17年(2005)に実業家・岡崎林平のコレクション636点が寄贈されるなど、収蔵品は増え続けており、エジプト、ギリシャ、ガン

ダーラ、ペルシャやイラン高原などから出土した古代美術品や調度品、土器、土偶は、約4,200点以上。学術的にも系統立てられており、国内外で高い評価を得ている。特に、有翼鷲頭精霊像(レリーフ)は、紀元前9世紀のニムルド遺跡(アッシリア:現イラク共和国)から発掘(北西宮殿 I 室)されたもので素晴らしい。平成16年(2004)、中近東文化センターから購入したと聞きました。

建築設計は、岡田新一設計事務所。トップライトからの光が小叩き仕上げの壁に柔らかな表情を与える2階光庭(画像)の意匠は今も魅力を失っていない。2階にある喫茶・イブリクも、壁面にサトウリツコさんの大作、メニューに「アラビック・コーヒー」の文字が踊っており嬉しい(⌒_⌒)



NEWS! ご案内をいただきました (^_-)-☆

特別展:ミイラと神々
    エジプトの来世、メソポタミアの現世
会 期:2019年7月13日(土)~9月16日(月・祝)
    9:00〜17:00(月曜日は休館。祝日の場合は火曜日が休館)
入館料:1,000円(一般)
会 場:岡山市立オリエント美術館
    岡山市北区天神町9-31
    086-232-3636

古代オリエントの人々は、自身を取り巻く外界を把握し、また自らの想像力を視覚化・造形化するために「見えない世界」をイメージしました。見えない世界を記した文字記録はその記述システムを理解しなければ、単なる土塊や石に過ぎません。しかし、純粋に視覚へ訴える造形物は、異文化の産物であるにもかかわらず、イメージの世界を直観的に受け止めることができます。

本展では、「見えない世界を見る」をテーマに、古代メソポタミア・イランを例にイメージを形にする現世の技術と、古代エジプトを例に人々がイメージした来世の世界へ誘います。浮かび上がってくるオリエントの現世と来世からは、人々が見えないものにイメージを与え視覚化することで、見えない世界を手懐け、あわよくば支配してしまおうとする、人間の本質を追体験することができるでしょう。

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